農産物のネット販売では「こだわり」はNGワード!? 販売ページにこの言葉を使ってはいけない3つの理由
2023/08/24
今日は、農産物のネット販売をする上で、
販売ページに使ってはいけない
「NGワード」について話します。
ずばり、そのNGワードとは「こだわり」。
あなたは、どうしてこの言葉が
NGワードなのか分かりますか?
この言葉を使ったからといって
あなたの農産物は売れるようにはなりませんし、
むしろ逆効果になることだってあり得るんです。
農産物のネット販売で使ってはいけないNGワードは「こだわり」
農産物のネット販売で
販売ページを作るときに、
使ってはいけない言葉「こだわり」。
こだわり……
使ったことある方も
いらっしゃるんじゃないでしょうか?
えーー、高口さん、何言ってるの!
こだわりを言わずにどうやって売るの?
って思われた方、
そうですね、おっしゃる通りです。
確かに、あなたの
こだわりは伝えるべきです。
私も「こだわり」を伝えていきましょう、
という風にこのブログで話したことはあります。
「こだわり」という言葉自体、
絶対に使っちゃだめ、ってわけじゃないんですけど、
あなたがこの言葉をただ
何も考えずに使ってしまうと、
まず商品は売れません。
農産物のネット販売で「こだわり」がNGワードである3つの理由
①みんな使うから。
②なんとなく使いがちだから。
③お客様目線が大事だから。
①みんな使うから
こだわりという言葉は、
農作物のネット販売のジャンルでは、
本当によく見かけます。
「◎◎農園は、野菜作りにこだわって、心をこめて栽培している農家です」
「園主のこだわりの農産物はいかがですか?」
こういう表現を使わない人の方が少ないでしょう。
(ちなみに、心をこめて、というのもNGワード)
こういった言葉は、
あまりにも使われすぎているので、
何も言っていないのと同じなんです。
お客様はみんな、
こだわりとか、心をこめて、
という言葉に慣れすぎています。
たとえ「こだわり」という
言葉を見かけたとしても、
残念ながら、食べたいとはまっったく思ってもらえません。
「こだわり」という言葉って、
使いやすいんですよね。
こだわりという言葉自体は誰でも言えますから。
でも、じゃあ何にどうこだわっているんでしょう?
この言葉からは伝わってこないと思いませんか?
②なんとなく使いがちだから
なぜこだわりという言葉が出てくるか。
なんとなく、その言葉を使うと良さそうだからです。
ほとんどの農家さんは、
何をどのように言えば
お客様に魅力に思ってもらえるか分からないため、
なんとなく「こだわり」という言葉を使ってしまいがちです。
じゃあ
水にこだわっています!
無農薬にこだわっています!
と具体的に言えばいいんじゃないか?
と思われますよね。
たしかにその通り。
でも、「水にこだわっているから」どうなのか?
というところまでは、あまり説明されないんですよね。
③お客様目線が大事だから
販売するときに一番大事なのは、
「お客様の気持ちになること」です。
お客様は「水にこだわっています」と言われても、
「ふうん、それで、どう美味しいの?」
「どう私を幸せにしてくれるの?」と思っています。
こだわりという言葉は、農家さん目線になりがちなんです。
お客様は、どんな農作物を
あなたから買いたいと思うでしょうか?
お客様の気持ちを想像してみてください。
・美味しくて幸せな気持ちになれる農産物
・大切な家族の笑顔が見られる農産物
・料理に使いやすくて毎日でも食べたい農産物
・野菜嫌いの子どもでも食べられる農産物
などなどですよね。
・私のこだわりの農産物はどうですか?
と言われても、別に食べたい気持ちにはなりません。
栽培のときの水にこだわることで、
お客様はどんな幸せが得られるんでしょうか?
無農薬にすることで、
お客様はどんな農産物が食べられるんでしょうか?
これをぜひぜひ伝えてみてもらいたいんですね。
「こだわり」という言葉を使わずに成功している農家さんの具体事例
たとえば、私がお手伝いしている
しあわせスイカ農園さんは、
販売ページの中で、
こだわりという言葉を一切使っていません。
販売を行ったところ、
ホームページに訪れたお客様のうち、
実に20%もの方が注文してくれ、
スイカ400玉がわずか24分で完売する農家さんです。
ぜひしあわせスイカ農園さんの
販売ページを見てみてみください。
販売ページの中に、こだわりという
言葉のかわりに使われているのは、
「しあわせスイカ農園が、甘くて美味しいスイカをお客様にお届けできる理由」です。
お客様目線だと思いませんか?
・苗から手作業だから美味しいスイカをお届けできる
・水はけ抜群の火山灰土で育てているから大きなスイカをお届けできる
・リアカーに絨毯を敷いてわが子のように扱うからキズのないスイカをお届けできる
というように書いています。
このように書かれれば、
単に「こだわって栽培している」と言われるよりも、
ずっと具体的ですよね。
お客様は、
自分たちに美味しいスイカを届けるために、
ここまでやってくれているんだ!
と感じて、注文してくれるわけです。
販売ページを作るときは、「こだわり」という言葉を封印してみよう
あなたがインターネットで販売するときに、
ぜひやってほしいことがあります。
それは、販売ページを作るときに、
あえて「こだわり」という言葉を封印すること。
この言葉を封印して、
お客様に、どんな言葉を伝えれば、
もっと欲しいと思ってもらえるだろうかと考えることで、
より売れる販売ページを作ることができるようになりますよ。
成功している農家さんの文章を見て、学んでください
いやいや、そんなこと言っても、文章難しいなあ。
どんな表現をすれば、お客様に欲しいと思ってもらえるんだろう。
そう思った方は、
ぜひ成功している農家さんの事例を見て、
売れる文章の書き方について学んでください。
販売ページにおいて「文章」は、超大事です。
断言しますが、写真よりも文章の方が大事です。
どんなにきれいな写真があっても、
文章でほしいと思わせないと売れません。
今、プレゼントをやっているので、受け取ってみてください。
農家さんの成功事例や
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とありがたい言葉を日々いただいています。
あなたもぜひ勇気をもって一歩踏み出して、成功されている農家さんたちに続いていただければ嬉しいです。
この記事を読んでくださったあなたの、
将来の楽しい農業生活のお役に立てましたら幸いです(^^♪
追記:心を込めて、も農産物ネット販売ではNGです
農産物のネット販売で、「心を込めて」という言葉を使うのもNGです。
理由はもうお分かりですね?
心を込めて、お客様のために何をしているのかが伝わらないからです。
美味しい農産物を届けるために、
どんなことをしているかを伝え、
実際に届けて食べてもらった結果として、
「心がこもっている」か、お客様は判断してくれます。
販売ページの表現は、常に「お客様目線」で考えてみてくださいね。
この記事を書いたのは
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昭和61年1月12日生まれ
香川県高松市生まれで現在は東京都在住。
元小学校教員。(埼玉、島根)
現「株式会社たねをまく」代表取締役。
過疎化、新型コロナウイルス、燃料費高騰、後継者問題、価格の乱高下……
今、日々の生活の苦しい農家さんを救うのは
インターネット販売であることと考え、
ITの知識を生かして2015年に起業。
日本初の、農家さんに特化したネット販売アドバイザー。
新規就農の方や農家さんが、野菜や果物をインターネットで販売して利益を出す方法や考え方をお伝えし、「農業はもうからない」という常識をくつがえしたいと思って活動しています。
【農家さんの主なコンサルティング実績】
✅ネット通販を始めて、準備期間を含めて100日で売上2倍、2年目にはその4倍を実現した那覇マンゴー園様
✅人口300人の小さな島で、ネット通販で不安視されやすい野菜(玉ねぎ)の販売により、テレビなどのメディアの紹介を呼びこみ、ネットのみの売上が数百万円に。ブランド化に成功した津和地島だより様
✅「パソコンに触れるところから」と言っていた農家さんがスイカのネット通販を始めて、400玉を24分で完売⇒月商900万円を達成。1年目から2年目の売上が6倍になった、しあわせスイカ農園様
✅若い農家さんがネット通販を主軸に考えてあえて農園の規模を縮小し、単価を上げて効率的に利益倍増。例年1日以内にすべての商品が完売する、サカヤ農園様
✅加工品のネット通販を始めて、ホームページの開設直後から、売上を前年比5倍にされ、Xのフォロワー数も2.5万人をこえる、あったか野菜農園様
✅単価が安く、高値ではなかなか引き取られない白菜やナスなどの野菜を、YouTubeチャンネルでの情報発信を絡めた販売で、登録者数12万人ごえ⇒すぐに予定数完売まで到達した三和農園様
✅ゼロの状態からブルーベリーの観光農園を始めて、1年目から2年目にかけての来場者数を一気に8倍にされ、ネット通販と合わせて売上を伸ばし続けている、さわやかブルーベリーファーム市原様
✅農業のイメージの少ない世田谷区でチューリップを育てて販売し、わずか1年で売上を2.5倍に。キーワード「チューリップ農家」でも2位に到達した、せたがやチューリップ農園様
【主な講演実績】
✅愛知県岡崎市役所さまからのご依頼で、販路拡大セミナー講師としてぐるなび様とあわせて登壇。(参加者満足度97%)
✅千葉県千葉農業事務所さまからのご依頼で、販路拡大セミナー講師として登壇。
✅インテックス大阪で開催された関西農業Weekにて、農作物のネット販売について講演。(事前注目度2位&参加者満足度90%超)
✅幕張メッセで開催された農業Weekにて、農作物のネット販売について講演。(参加者満足度96%超)
✅福寿園様、祇園辻利様など、お茶の流通業者や生産者の集まる「宇治茶アカデミー」にてECサイトの運用方法について講演。(参加者満足度94%)
✅秋田県の若手農業者・新規就農者のみなさまに向けて、農作物のネット販売について講演。
✅JICAプロジェクトの一環で、インドのヒマーチャル・プラデーシュ州の農業局職員のみなさまへ、日本の農業の販路開拓の実際について講演。
✅福岡県の主催で、ふくおか農業トップランナーキャリアアップ講座に登壇。福岡県の女性農業者のみなさまに向けて講演。
✅その他、大阪、鳥取、埼玉、青森など日本全国からご依頼をいただいて講演中。
【書籍】
・『メールもタイピングも苦手だった小さな農家さんが、農園の規模を変えずに、ネット販売準備開始から100日で売上を去年の2倍にした物語』を大手ネット書店Amazon様にて販売中。(高口のLINEに登録していただくと無料でお読みいただけます)
【記事掲載&メディア露出&協力】
✅NHK
✅マイナビ農業
✅FM COCOLO「僕らは海峡を渡る」
✅テレビ朝日系列「駅テレマルシェ」
✅YUIME JAPAN
✅成城大学プラントベースプロジェクト
【その他】
✅農家さんのお手伝いで、クラウドファンディング事業に参加。文章や写真撮影、宣伝など全面的にサポートし、350%の達成率で成功。
✅農家さんのための通販専門講座「ファーマーズメールオーダーアカデミー」を主宰。受講生165名突破。
インターネットの苦手な方でも、野菜や果物、お花のネット販売や観光農園づくりを一から学ぶことができ、年商1億円の農園クラスの超本格的なホームページを作って販売が楽しく始められるサービスを展開中。
北は北海道、南は沖縄県宮古島まで、
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