農家さん&新規就農の方への販路開拓コンサルティングの様子をご紹介【大阪編】
2021/03/24
先日、インテックス大阪で講演を行いました。
この日の目的は、講演だけではありませんでした。
講演と同じくらい楽しみにしていたことがあります。
それは、農作物のネット販売や、
インターネットを使った販路開拓の
お手伝いをしている農家さんたちと直接お会いすること。
私はもともと、
農家さんと直接お会いして、
圃場を見せていただきながら、
売れる仕組み作りのアドバイスを
させていただいてきました。
しかし新型コロナウイルスの影響もあって
なかなか「うかがいます!」とは言えず、
最近は東京から出る機会が減っていました。
今回、大阪で講演をする
機会をいただいたので、
「これだ!」と思って、
現在お手伝いしている農家さんたちに
声をかけてみたんですね。
そうしたら、多くの方から
「行きたいです!」「行きます」
というお声をいただいて。
最終的に、時間的な都合などから、
3名の方とお会いすることになりました。
農家さんたちの販路開拓コンサルティングの様子をご紹介します
今回、私のコンサルティングに
申し込んでくださった3名は、
それぞれに住む場所も年齢も
農業経験もばらばら。
・千葉県からお越しで、ブルーベリー農家を始めようとされている根本さん。
・大阪府にお住まいで、ご夫婦でタケノコを育てておられる小山さん。
・大分県からお越しで、フェイジョアを栽培しておられる社藤(しゃとう)さん。
それぞれの方に、私がどんなアドバイスをしたか、少しご紹介しましょう。
観光農園をこれから始めるにあたって、どのようなコンセプトにすればいいのか?
一人目は、千葉県からお越しで、ブルーベリー農家を始めようとされている根本さん。
根本さんは私のコンサルティングを受けるにあたって、ご自分の考えてこられたことや相談内容を、たいへん丁寧にまとめてくださいました。
根本さんは新規就農。
何からどう動けば売れる農園になっていくのか。
迷っておられましたが、
こんな風に真剣に考えておられる方の
コンサルティングは、私も自然と力が入ります。
売れるようになるために重要なのは、「なぜあなたの農園に来る必要があるのか?」を明言化してお客様に伝えること。
観光農園は「集客」がとても大事です。
でも、どのように人を集めていけばいいのか?
従来であれば、地方のメディアに働きかけたり、
旅行ガイドの掲載を目指したりという方法が考えられました。
もちろん今の時代でも、
そういった集客方法は効果があります。
ですが今は、ホームページやYouTubeチャンネルなど、
情報発信できるメディアを準備することで、
今までよりずっと簡単に集客ができるようになります。
私は根本さんに、「なぜあなたの観光農園に来る必要があるのか?」「いったいお客様にどんな幸せを提供できる農園を目指しているのか」を明言化して、SNSやホームページなどを通してお客様に伝えてほしいとお伝えしました。
あなたはこの質問に答えられるでしょうか?
ネットを活かして、観光農園の駐車場に車が入れないほどの行列に!?
私がお手伝いしてきた観光農園の農家さんには、
SNSの利用や自社メディアからの働きかけによって、
駐車場から車があふれ出して
困ってしまうほどの集客を実現した方もいらっしゃいます。
このような状態が実現できるのは、
ご自分の農園の目指すところや、
「お客様が来るべき理由」を明言化しているからです。
根本さんにも、これから十分そのような状態は実現可能です。
今後の方向性について一緒に考えました。
↑ちなみに私は、お一人お一人に、こういった資料を準備して、当日お渡ししています。
タケノコを多くの人に買ってもらえるようになるために、どのようなチラシを作ればいいのか?
二人目は、大阪府にお住まいで、ご夫婦でタケノコを育てておられる小山さん。
タケノコの写真を見せていただきましたが、たいへん美味しそうで、「これは売れる!」と確信しました。
小山さんのご相談は主に「チラシ作り」について。
チラシを見せていただきながら、一緒に売れるチラシについて考えました。
チラシは「お客様の行動をうながす」ように作る。
チラシを作るときに大事なことは、
ただきれいなチラシを作ることではなく、
お客様の行動をうながすことです。
どんなにきれいなチラシを作っても、
次にどのような行動をしてほしいのか示さなければ、
注文にはなかなかつながりません。
電話番号が載っているのは前提。
その他にも、LINEのQRコードを載せる、
買い方を説明する、クーポンをつけるなど、
やれることはたくさん!
また、美味しさや作っている人の人柄が
伝わるようにするのが大切です。
チラシを使って売れるようになるためには、
戦略的に、計算のもとで作っていく必要があります。
多少デザインがきれいじゃなくても、
商品の魅力やお人柄が伝わることの方がよっぽど大事!
「この農家さんから買いたい」と思ってもらえるように。
小山さんは、お話していると、
いつもほんわか包まれるような、
あたたかく、優しいお人柄の方です。
ぜひこの素敵なお人柄が
お客様にも伝わってほしいと思います。
たとえば、人柄を伝えられるように文章を書くこと。
タケノコを持った小山さんの写真をチラシに載せること。
そうすれば、農家さんとつながれる喜びが、
今よりも商品を通して感じられるようになるはずです。
私は、小山さんが心をこめて育てたタケノコが、
多くの方に喜んでもらえるようになるのがとても楽しみです。
まだ有名でないフルーツを多くの人に広めていくには、どうすればいいのか?
大分県からお越しで、フェイジョアを栽培しておられる社藤(しゃとう)さん。
フェイジョアという、まだあまり知られていない果物に惚れ込み、日本に広めていきたいという志をもっている農家さんです。
社藤さんはたいへん研究熱心な方で、
美味しいフェイジョアを作るために余念がありません。
しかし、売り方についてはまだ学び始めたばかりの段階です。
社藤さんは、私のお送りした動画などを見て、
いつも、得た学びをていねいにメールなどに書いて送ってくださる方。
私はそんな熱心な社藤さんのことが大好きです。
知られていない農産物を売る方法
全国的に知名度の低い農産物を
ネットで売ることはできるのか。
こういう相談を多くの方からいただきます。
私は
「あなたが美味しいと思っていて、広めたいと思っているなら、売れます」
とお話ししています。
知られていない、というのは、
インターネットでは強みの一つです。
人は珍しいものには、非常に興味を示します。
フェイジョアは全国のスーパーに、
どこにでも並んでいる果物ではありません。
しかし少しずつ、メディアなどを通して、その栄養や、不思議な食感が注目され始めています。
いいタイミングです。
写真や文章を使って、
「珍しいものをぜひ食べてみたい」という
食のアンテナの高い人にアピールしていきましょう!
インターネット販売は、工夫次第でどんなものでも売れるようになる可能性があります。
インターネットでは、アピール次第で、
どんなものでも十分に注目してもらえます。
「この農産物に興味があるのはどんな人か?」
「どんな人が美味しいと思ってくれるだろう?」
「この農産物の魅力を伝えるなら、どんな写真や文章がいいだろう?」
という風に、ターゲットとなるお客様を
十分に考え抜いてほしいと思います。
研究熱心・勉強熱心な社藤さんなら、
成果を出してくださるはずだと思います。
売れるようになりたいなら「実績のある専門家」に相談した方がいい
どなたも、とても熱心に聞いてくださいました。
売れるための知識を身につけ
「売れるようになるためにはどう動けばいいのか」を
考えながら取り組んでいくと、
どの段階であっても、行動が変わってきます。
これまでの農家さんには、
なかなか「自分で売る」という経験や、
知識を得る場がありませんでした。
ですから、私の情報やコンサルティングが、
農家さんにとってそのような機会になると嬉しいです。
人からアドバイスを聞くときは、その人の実績を見てください。
あなたも農業をしていると、
色んな人から経営について
アドバイスをされることがあると思います。
こうした方が売れるんじゃないか、
ああした方がいいんじゃないか、
というような。
しかし、アドバイスをしてくれる人が、
「売るための専門家」であるとは限りません。
もしアドバイスを聞くなら、
その人の実績を見てみてください。
自分がこの人になりたい、
この人のように「売れる力」を
身につけたいと思うなら、
その人のアドバイスに
耳を傾けてもいいでしょう。
でも、もしアドバイスをくれる人が
売ったことのない人なら、
その人のアドバイスを聞きすぎるのは
やめておきましょう。
アドバイスを聞くなら
実績のある専門家からにしてくださいね。
専門家に相談することは、とても大事です。
行動していると
迷いが出てくるものですが、
実績のある専門家なら、
どう動けばいいかを知っています。
一人でやっていて
うろうろしてしまう時間を
一気に短縮してくれるでしょう。
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